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ベルク、飲食店従業員を短期アルバイトとして店舗で受け入れ

ベルク外観
ベルクは5月11日から、飲食店を展開するスパイスワークス(東京都台東区)の従業員を短期アルバイトとして受け入れ始めた。

 埼玉県が地盤の食品スーパー、ベルクは5月11日から、飲食店を展開するスパイスワークス(東京都台東区)の従業員を短期アルバイトとして受け入れ始めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令により、飲食店では営業自粛による従業員の収入源が大きな問題となっており、そうした人たちに就業機会を提供しつつ、店舗の人員確保につなげる。

 スパイスワークスは、「日本栄光酒場 ロッキーカナイ」「炉端 美酒食堂 炉とマタギ」などを展開しており、従業員数は約450人(パート・アルバイトを含む)。ベルクとは総菜商品の開発で協業を進めていた。

 スパイスワークスの社員とアルバイトを、ベルクの店舗で短期アルバイトとして受け入れる。契約は5月末までを予定しているが、状況に応じて期間の延長や受け入れ人数の拡大を検討する。

 小売業では、神奈川県が地盤の食品スーパーのロピア(川崎市)が、居酒屋大手のワタミから従業員の出向を受け入れることを決めたほか、ドン・キホーテなどを傘下に持つパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが、営業を自粛している飲食店の従業員を短期アルバイトとして採用する活動を始めている。