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アークスが伊藤チェーンと経営統合へ、宮城県にグループ店舗網を広げる

アークス外観
アークスは5月16日、宮城県南部を地盤とする同業の伊藤チェーン(宮城県)と経営統合することで基本合意したと発表

 食品スーパー大手のアークス(札幌市)は5月16日、宮城県南部を地盤とする同業の伊藤チェーン(宮城県柴田町)と経営統合することで基本合意したと発表した。株式交換により、9月1日付けで伊藤チェーンを完全子会社化する予定。

 アークスは2011年にユニバース(青森県八戸市)、12年と14年にジョイス(岩手県盛岡市)とベルプラス(同)を株式交換で子会社化し、地盤とする北海道から東北北部へとグループ店舗網を広げた。伊藤チェーンを傘下に収めることで、勢力圏はさらに宮城県へと広がる。

 伊藤チェーンは1958年創業(会社設立は74年)で、「イトーチェーン」「食品館イトー」などの店名で9店舗を展開。アークスと同じく、共同仕入機構のCGCグループに加盟している。子会社を含む2018年3月期の売上高は133億円、営業利益は1億7900万円だった。

 アークスは今年1月、バローホールディングス(岐阜県多治見市)、リテールパートナーズ(山口県防府市)と3社間で資本提携している。