メニュー

大切なのは忘れないこと

・朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者金正日(70)総書記が死去

 

・国際テロ組織アル・カーイダのウサマ・ビンラディン(54)最高指導者射殺

 

・元アップルCEO、スティーブ・ジョブズ(56)氏死去

 

・リビアのカダフィ政権崩壊

 

・英ウィリアム王子が結婚

 

・チュニジアでジャスミン革命

 

・野田佳彦氏が第95代内閣総理大臣に

 

・ニュージーランド南島で大地震発生

 

・FIFA女子ワールドカップでサッカー日本女子代表が初優勝

 

・世界人口が70億人を突破

 

・アークス(北海道/横山清社長)とユニバース(青森県/三浦紘一社長)が経営統合

 

・テスコが日本から撤退

 

 これらすべては、4年前の2011年の出来事である。

 過去のビッグニュースを振り返ると、まるでひと昔が過ぎ去ったような感覚だ。

 

 そして、4年前の今日3月11日は、死者行方不明者数約2万人を出した東日本大震災が発生した日――。

 

 しかし、我々の体感時間とは全く異なり、被害者のご家族や被災者の方々の時間は、ずっと止まっているのではないだろうか。4年間を回顧する余裕すらない方々が大勢いる。

 

 2014年11月現在、避難者は約24万人、仮設住宅居住者は約9万人(同10月現在)を数える。

 だが、被災地復興は遅々として進んでいない。ここにきての人件費高騰、資材高騰が追い打ちをかけ、長く重い日々から逃れることができない。

 

 では、我々にできることはなんだろうか?

 

 忘れないことだと思う。

 

 片時も忘れないとは誓えない。

 

 しかし、少なくとも年に1度。可能であれば毎月11日に思い出し、風化を防ぎ、東日本大震災の被害者を悼み、できることならば被災者を励ましたい。

 

 また、その際には、来るべき次の災害に備えて、心と物的な用意をしっかりと整えておきたい。