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ジョイス(岩手県)、アークス(北海道)の傘下に

 岩手県盛岡市を本部に岩手県、秋田県、青森県に食品スーパー36店舗を展開するジョイス(小苅米秀樹社長)は4月16日、アークス(北海道/横山清社長)と経営統合する、と発表した。

 ジョイスは昭和26年に一戸商店として設立された老舗企業。2012年2月期売上高は対前期比8.9%減の373億7600万円。

 

 小苅米社長は以前から、「小売業界には2通りの生き残り策しかない」と話していた。

 ひとつは、規模の経済を背景に低価格訴求に注力する企業。ふたつには、商品に付加価値をつけることで価値提案を図る企業。「食の提案型スーパーマーケット」の第一号店、ジョイス三関店(一関市)開業に当たって「僕は後者になりたい」と目を輝かせながら力強く語っていたことが思い出される。

 

 ジョイスは、2011年3月11日の東日本大震災で大きな痛手を受け、期末には特別損失を約15億円計上した。

 

 その東北エリアの復興は政府の無策に起因して遅れに遅れている。しかも、2011年10月には、アークスが青森県の優良スーパーマーケットのユニバース(三浦紘一社長)を傘下に収め、ジョイスは「多勢に無勢」のような格好で追い詰められていったようなところはある。

 

 苦渋の決断に至った小苅米社長は、事業会社としてのジョイスと「食の提案型スーパーマーケット」を今後どんな方向に導くのだろうか?