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日本代表「ベスト4」はとても良い目標設定である

 本日は、寝不足で仕事にならないサラリーマンが日本全国にごろごろしているのではないでしょうか? 

 みなさん、お疲れさまでした。

 

 本田圭祐選手が直接的、間接的、精神的に3つのゴールに絡む大活躍でデンマークを撃破し、1次リーグを突破。次回は、6月29日にベスト8入りを賭けて、南米の強豪パラグアイと対戦することになった。

 

 6月18日のブログでも書いたように私はリーダーとしての岡田武史監督には否定的な立場を取るが、1次リーグを突破してみると、彼が掲げた「ワールドカップ ベスト4」という目標は非常に良い設定だと感心している。

 

 それまでは「勝負事なのだから目標は常に優勝にしなければおかしい」と本田選手と同じように考えていたが、冷静に見ればFIFA(国際サッカー連盟)ランキング世界45位の日本が毎度毎度、番狂わせを起こし、優勝することは、よほどのことがない限り難しい。

 

 企業で言えば、年商2000億円の企業が、何の根拠を持たないままに次年度の目標を3000億円くらいと設定してしまうようなものだ。

 

 目標(=予算)設定というのはとても繊細であるがゆえに難しいものだが、私はGE(ゼネラルエレクトリック)社の元会長兼CEO(最高経営責任者)のジャック・ウエルチ氏が言っていた「目標はストレッチ(筋肉を引っ張って伸ばす)して届きそうなところにつくる」という考え方が好きだ。

 

 必死で手を伸ばして届くか届かないかという辺り――。

 サッカー日本代表で考えるならば、過去にも成し遂げたことがある1次リーグ突破では低すぎる。ベスト8の場合は、決勝トーナメントで1回勝ってしまったら達成することになりそこでチームのモチベーションが下がってしまう可能性がある。

 

 決勝トーナメント2勝。

 日本代表の「ベスト4」は、その意味でとてもいい目標だと思う。