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渥美先生と“釣り”

 ルーレットや麻雀などのギャンブルやテニスやゴルフのスポーツなど、個人のプレースタイルに人格が表れてしまう遊戯・競技は少なくない。

 

 日本リテイリングセンターチーフコンサルタントの渥美俊一先生は“釣り”の仕方にも人格が表れるという。

 

 コンサルティング契約を結んでいる企業のトップを時折、釣りに誘う。

 

 レクリエーションとしての一面もあるが、もうひとつの大きな目的は、“人格観察”である。

 

 釣りは、入れ食いでバンバンと釣果があがれば、各人やることには大差ないものだ。

 

 だが、大自然を相手にしているので、まったく釣れないことも多い。その時にどんな対応をするのかをじっくりと見ている。

 

 釣れないからと、早々に諦めてしまう者、部下に八つ当たりする者、場所を変えるなど工夫をこらす者、その場で熱心に継続する者――。釣りとの向き合い方には個人差がかなり出るのだという。

 

 取り組み姿勢があまりにも不真面目なので、「この人、経営者として大丈夫かな?」と疑念を抱いていたら、後日、その企業がどんどん傾いていったなどということは一度や二度ではない。

 

 たかが釣りなのではあるが、そうとも言っていられない側面もある。