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西武池袋の新改装案説明=豊島区長らに、協議継続―セブン&アイ

西武池袋本店
〔写真説明〕西武池袋本店=東京都豊島区(時事通信社)

 セブン&アイ・ホールディングスは21日、傘下の百貨店そごう・西武の売却計画について、地元関係者への説明会を開いた。家電量販大手ヨドバシホールディングスが西武池袋本店(東京都豊島区)の1階主要部と地下1階に出店しない新たな改装案を示したとみられる。出席者によると了承の取り付けは見送られ、協議に大きな進展はなかったという。

 説明会は西武ホールディングス本社で開かれ、セブン&アイの井阪隆一社長や高際みゆき区長、西武ホールディングスの後藤高志会長らが出席。ヨドバシや、ヨドバシと組む売却先の米フォートレス・インベストメント・グループの関係者らも同席した。

 井阪社長は同日夜、都内で記者団に対し「進展があれば発表する。待っていただきたい」と話した。 

 ヨドバシは当初、1階を含むフロアへの出店を計画していたが、豊島区が「街のにぎわいにも大きな影響がある」(高際区長)と訴え、地元商店街などとともに反発。ヨドバシは譲歩し、2階以上を中心とした売り場展開に変更した。