パルコは8月7日から浦和パルコ(さいたま市)の5階レストランフロアで、人工知能(AI)を搭載した小型ロボットによる実証実験を行う。
商業施設や店舗などで案内係としてロボットが活用されるケースが増えているが、大型ロボットは設置場所や移動に難点がある。今回、パルコが実験で使用するのは、ハタプロ(東京都港区)が開発した手のひらサイズの小型ロボット「ZUKKU(ズック)」。ミミズクに似たこのロボットは、AIと画像認識技術で来店客の年齢や性別などを判別、連動するデジタルサイネージ(電子看板)に属性に応じたおすすめメニューを表示する。
実験では3台のロボットを異なる場所に設置、ロボットの前を通過した客数を集計し、時間帯別の混雑状況を把握するのにも活用する。
実験は8月20日まで行う。