ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の10月の売上高は、既存店ベースで前年同月比10.5%増だった。前月の19.7%増に続き、2ヵ月連続での2ケタ増収となった。前月に続いて気温が低く推移したことから、秋冬物の販売が好調だった。
客数は0.6%増で2ヵ月連続のプラス、客単価は9.8%増で13ヵ月連続のプラスだった。
そのほか衣料品専門店では、しまむらの「ファッションセンターしまむら」業態が1.5%増で2ヵ月連続のプラスだった。
一方、大手百貨店4社の10月の既存店売上高(速報)は、三越伊勢丹が0.3%増、阪急阪神百貨店が1.5%増で共に4ヵ月のプラスとなる一方、大丸松坂屋百貨店は1.7%減、髙島屋は0.3%減と明暗が分かれた。訪日外国人旅行客の需要が多い都心店では底上げ効果があったが、2度の台風上陸で閉店時間を早めるなどしたことがマイナス影響となった。