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原信ナルス、フレッセイと経営統合、新社名は「アクシアルリテイリング」

 新潟県が地盤の食品スーパー、原信ナルスホールディングス(新潟県長岡市)は4月12日、群馬県が地盤の同業、フレッセイホールディングス(群馬県前橋市)と10月1日付で経営統合することを決めた。

 株式交換方式により原信ナルスHDがフレッセイHDを完全子会社化し、同時に原信ナルスHDは「アクシアルリテイリング」に社名変更する。アクシアルリテイリングの社長には原信ナルスHDの原和彦社長が、代表権を持った副社長にはフレッセイHDの植木威行氏が就任する。

 原信ナルスHDとフレッセイHDは共に共同仕入機構CGCグループのメンバーで、前者は新潟・長野・富山の3県で69店舗、後者は群馬・埼玉・栃木の3県で49店舗を展開している。店舗の直接競合がない一方で、展開エリアが隣接しているなど地域的な補完性がある。

 原信ナルスHDの2013年3月期の連結売上高見込みは1280億円、株式非公開のフレッセイHDの12年2月期の売上高実績は623億円で、両社の売上高を合算すると2000億円近い規模になる。

 2006年に原信とナルスの経営統合によって誕生した原信ナルスHDは、店舗数200店の達成という長期目標に向かって大きな一歩を踏み出すことになる。