食品スーパー大手バローの子会社、中部薬品は11月29日、中国で2店舗目となるドラッグストアを成都市内にオープンした。
新設された大型ショッピングセンター(SC)「奥克斯(AUX)広場」の地下1階部分に約400平方メートルの規模で出店した。同SCは地下鉄駅と直結しており、スーパーマーケットや家電量販店、飲食店など約200のテナントが集積している。
中部薬品は現地の成都百信グループと資本・業務提携しており、同グループ傘下の成都百信薬業連鎖がドラッグストアを出店、中部薬品側は現地子会社「美多康(成都)商貿」を通じて商品の供給と店舗運営コンサルティングを行う。
日系企業の場合、中国で医薬品の販売免許を取るのが難しいが、今回オープンした「V-drug (ブイドラッグ)高新区錦城大道薬店」では、成都百信薬業連鎖が医薬品販売許可を取得していることから、薬剤師が常駐して医薬品の販売を行う。
中部薬品は今後2年間で中国に25店舗を出店する計画だ。