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【カワチ薬品】震災の影響で減収増益決算、12年3月期

 ドラッグストア大手のカワチ薬品(栃木県小山市)が発表した2012年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%減の2223億円、営業利益が25.5%増の100億円となった。

 東日本大震災の影響で昨年4~5月は3店舗が営業休止となり、夏場の計画停電による営業時間短縮などもあって売上高は減少したが、チラシ自粛など販売管理費の削減と値下げ販売減少による粗利益率の改善が顕著で、営業利益は伸びた。既存店売上高は4~6月が2ケタのマイナスで、通期でも8.1%の減少と苦戦した。

 13年3月期は前期より4店舗多い17店舗の新設を計画しており、売上高は10.2%増の2450億円と2年ぶりの増収を見込む。営業利益は10.5%増の111億円となる見通し。