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セブン&アイが2009年8月中間期の連結業績を発表、ヨーカ堂が営業赤字転落、セブンも営業減益に

 セブン&アイ・ホールディングスが発表した2009年8月中間期の連結業績は、主力のセブン-イレブン・ジャパンが約10%の営業減益、イトーヨーカ堂が初の営業赤字となったことなどから営業利益は前年同期比20.2%減の1181億円と落ち込んだ。売上高に当たる営業収益は11%減の2兆5464億円、純利益は35.3%減の436億円だった。

 セブン-イレブン・ジャパンは既存店売上高で前年並みを確保したものの、粗利益率の低下、弁当などの廃棄損失の一部を本部負担としたことによる経費増などから、営業利益は10.2%減の865億円にとどまった。衣料品などの深刻な売り上げ不振が続くイトーヨーカ堂は、既存店売上高が5.3%減となり、43億円の営業赤字に転落。不採算店の閉鎖を増やすなどして、業績の建て直しを図る方針だ。

 そのほか、百貨店事業のそごう・西武も既存店売上高が10.1%のマイナスと2ケタ減となり、営業利益は約70%減の33億円と低迷した。

 事業セグメント別の営業利益で、増益となったのはセブン銀行を主体とする金融関連事業だけだった。