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ドトール日レス、水耕栽培で野菜生産、自然食品店「F&F」でも販売

 ドトール・日レスホールディングス傘下の日本レストランシステムは自前での野菜生産に乗り出し、自社の飲食品での食材として使用するほか、自然食品店でも販売する。

 日本レストランシステムは9月1日、ジャスダック上場でLPガスや水の販売を手がけるトーエル(横浜市)と折半出資で新会社「T&Nアグリ」(資本金1億円)を設立。トーエルの水と熱の供給ノウハウを活用して、水耕栽培による野菜生産に乗り出す。水耕栽培は屋内で養液にひたして野菜などを栽培する方法で、農薬を使わずに野菜作りをできるメリットがある。このため、安心・安全な食材として日本レストランシステムが展開する「洋麺屋 五右衛門」などの飲食店で使用するほか、同社が運営する自然食品店「F&F」でも販売する。

 「F&F」は契約農家から直接仕入れた農産物のほか、無添加の調味料など安心・安全にこだわった食品を販売する小型店。現在、東京と神奈川で15店舗を展開している。