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【アインファーマ】調剤事業好調で26%の営業増益、第3四半期

 調剤薬局大手アインファーマシーズ(札幌市)が発表した2010年4月期第3四半期累計(09年5月~10年1月)の連結業績は、主力の調剤薬局が好調で営業利益は前年同期比26.9%増の45億円となった。地域別に子会社を合併させたことによる経営効率の改善も利益増に寄与した。売上高は5.8%増の910億円、純利益は45.6%増の22億円だった。

 セグメント別では、医薬(調剤薬局)事業は14店を新設(2店舗を閉鎖)したことなどから売上高が6.4%増の806億円となり、コスト削減効果もあって営業利益は26.8%増の57億円に伸びた。調剤薬局の店舗数は387店舗となった。

 一方、物販(ドラッグストア)事業では札幌市中央区地下街や西武百貨店の池袋本店内など都市型ドラッグストア3店を新設したものの、既存店の低迷から売上高は0.8%増の101億円と横ばい。新規出店コストを吸収できず営業損益は3億円の赤字と、損失幅が前年同期の2倍近くに膨らんだ。ドラッグストアの店舗数は47店舗となった。

 10年4月期通期では売上高1270億円(前期比10.1%増)、営業利益61億円(16.1%増)、純利益29億円(36.3%増)と2ケタの増収増益を予想している。