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[DCM]くろがねやを完全子会社化

 DCMホールディングス(DCM)は6月28日、山梨を地盤とする、くろがねやを完全子会社化すると発表した。

 DCMを株式交換完全親会社とし、くろがねやを株式交換完全子会社とする株式交換を実施する。株式交換比率はDCM1対くろがねや0.6。くろがねやは11月28日付で、上場廃止となる予定だ。くろがねやは、2003年にDCMカーマ(当時カーマ)と資本業務提携している。DCMの久田宗弘社長は、1980年にくろがねやに入社し92年に社長に就任。その後、カーマの社長にも就任しており、くろがねやはDCMの事業会社とも関係が深かった。

 くろがねやが発表した2016年5月期の業績は、売上高が159億円(前年同期比4.8%減)、営業利益4億(41.5%増)と減収増益だった。11年5月期に183億円だった売上高は、5年連続して減収を続けており、苦戦していた。

 なお、DCMは4月に、ケーヨーと経営統合に向けた協議を開始すると発表している。くろがねやは山梨県内に13店舗(リフォーム館除く)を展開しているが、ケーヨーも同県内に9店舗を出店しており、両社は競合関係にある。