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ウォルマート、倉庫の最低賃金引き上げ 新型コロナでネット注文急増

ウォルマートのロゴ
3月23日、米小売り大手ウォルマートは、ネット通販向け倉庫の従業員について、最低賃金を一時的に2ドル引き上げると発表した。写真はシカゴで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Kamil Krzaczynski)

[ワシントン 23日 ロイター] – 米小売り大手ウォルマートは23日、ネット通販向け倉庫の従業員について、最低賃金を一時的に2ドル引き上げると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンラインでの買い物が急増している状況に対応する。

ウォルマートは、ネット通販向け倉庫で働く従業員の最低賃金を時給15─19ドルに引き上げる。即日で実施し、5月25日のメモリアルデーの祝日まで適用する。

新型ウイルスの感染拡大を受けて消費者が買い占めに動く中、ウォルマートは店舗の棚の補充やネット注文への対応が追い付かない状況だ。

同社は前週、時間給従業員に総額5億5000万ドルの特別現金ボーナスを支給するとともに、店舗と倉庫で5月末までの短期スタッフを15万人採用する方針を示した。