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東急ストア、従業員休憩室に無人決済システム、店舗での展開を視野

「たまプラーザ テラス店」の休憩室にオープンした東急ストアの無人決済店舗(画像は展開イメージ)
横浜市の「たまプラーザ テラス店」の休憩室内に無人決済店舗をオープンする(画像は展開イメージ)

 東急ストアでは店舗の従業員休憩室に無人決済システムを導入する。休憩中に弁当やおにぎり、パン、菓子、飲料などを購入できるようにする。同社が得意とする駅前や駅ナカなどの狭小立地で無人決済店舗を展開することを視野に入れ、運用のノウハウを蓄積する。

 東急田園都市線・たまプラーザ駅直結の商業施設「たまプラーザ テラス」(横浜市)内に出店している東急ストアの共用休憩室に無人決済店舗を開設、2月7日から営業を始める。

 無人決済システムはTOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、東京都港区、以下TTG)と東芝テックが提供する。TTGと東芝テックが協業して無人決済システムを外部展開するのは今回が初めて。

 東急ストアが今回導入するのは、7〜15㎡の狭いスペースでも無人決済店舗の展開を可能にする省スペース、ローコスト型の無人決済システム「TTG-SENSE MICRO」。TTGはコンビニエンスストアや土産店、オフィスや工場・病院内の売店、ガソリンスタンドなどを主なユーザーとして想定している。

 東急ストアが休憩室内にオープンする無人決済店舗の面積は約7㎡。営業時間は午前11時から午後7時で、支払いには交通系電子マネーやクレジットカード、現金が使える。

 TTGはJR東日本スタートアップ(東京都新宿区)とサインポスト(東京都中央区)が共同出資で2019年に設立、小売業向けに無人決済システムを提供する。ファミリーマートとも資本業務提携しており、ファミマの一部店舗でTTGの無人決済システムが稼働している。