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パナソニック、大阪・道頓堀商店街で顔認証決済の実証実験

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パナソニックは12月7日、大阪市の道頓堀商店街で顔認証決済の実証実験を始めた。写真は千葉で2017年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

 パナソニックは12月7日、大阪市の道頓堀商店街で顔認証決済の実証実験を始めた。実証アプリで事前に顔画像とクレジットカードを登録しておくと、商店街の店舗では手ぶらで決済できる。

 顔認証決済の実証実験には、飲食店や物販店など12店舗が参加する。参加店舗にはパナソニックがアプリを提供、利用者は店舗のタブレット端末に顔を近づけ、PINコード(個人識別番号)を入力すると支払いが完了する。

 アプリにはスタンプラリーの機能も搭載されており、1回当たり500円以上でスタンプを獲得でき、スタンプ2個でパナソニック商品が当たる抽選に応募できる。

 また、パナソニックは12月9日、ジェーシービーや大日本印刷、りそなホールディングスと共同で生体認証技術の活用に向けたコンソーシアムを設立。りそなグループのオフィスなどで、社員証の代わりに顔認証で入退室したり、デビットカード決済したりする実証実験も行う。

 コンソーシアムには小売業や運輸業など20社以上が参加、定例会で活用事例やノウハウを共有するほか、22年6月以降に参加企業による実証実験の検討を始める。

タブレット端末に顔を近づけ、個人識別番号を入力すると支払いが完了する