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オーケーVS ライフVS 万代 関西・高井田エリア調査で分かった3 社繁盛の理由

オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)が関西1号店「オーケー高井田店」を出店した、大阪府東大阪市に位置する高井田地区。

すぐ近くにはライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下、ライフ)の「ライフ高井田店」、万代(大阪府/阿部秀行社長)の「万代森河内店」があり、関西地盤の有力チェーン2社とオーケーが至近で対峙する状況となっている。

オーケーの出店から約1カ月が経った1月初旬、同地を訪れ、三つ巴の戦いの現況を考察した。

※調査日:2025年1月7日 文中の価格は調査日のもの、本体価格

●オーケー
季節感の打ち出しと品揃えに課題

 今回調査に訪れた高井田エリアは、JRおおさか東線「高井田中央」駅とOsaka Metro中央線「高井田」駅が最寄り駅となっており、「新大阪」駅まで約15分と市内へのアクセスが良好で、近年マンションの建設が相次いでいる。

 そして、業界関係者を中心に高井田という地名が一気に知れ渡ることになったのが、2024年11月26日のオーケー関西1号店「オーケー高井田店」の開業だろう。

 また、同店からわずか260m離れて「ライフ高井田店」、約400m離れて「万代森河内店」が店を構えており、オーケー、ライフ、万代が至近で激突するという競争環境にも大きな注目が集まっている。

オーケー高井田店外観
オーケー高井田店
●所在地: 大阪府東大阪市高井田本通7-5-9
●営業時間:8:30~21:30
●売場面積: 約2473㎡
●アクセス: JRおおさか東線「高井田中央」駅・Osaka Metro「高井田」駅より徒歩4分

 まずはオーケー高井田店から見ていこう。同店は地下1~4階の5層構造。売場は地下1階にあり、売場面積は約2473㎡だ。ワンウェイ方式で、青果、鮮魚、精肉の順に並ぶ。

 同店はオーケーが首都圏で展開する既存店同様、「高品質・Everyday Low Price」をコンセプトに掲げ、なおかつ商品価格は「地域一番の安値を目指しています。万一、他店より高い商品がございましたら、 お知らせください。値下げします」と店頭で示しているとおり、“地域最安値”を徹底して追求している。

 売場を見て感心させられたのは、

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