ウジエスーパーの“パーパス”を体現する新店「美田園店」の売場づくりとは

部門間連動にU-cafe、最新MDが結集

「パーパス」を体現する大型店

　ウジエスーパーが2019年の「吉岡店」（宮城県大和町）以来となる新店、「ウジエスーパー美田園店」（宮城県名取市：以下、美田園店）を2025年5月にオープンした。

　出店地は、仙台空港鉄道仙台空港線「美田園」駅からすぐの場所。宮城県北部を地盤とする同社にとって最南端の店舗となる。店舗周辺は新興住宅地が広がっており、人口は微増傾向にある。東北、宮城県全体で人口減が進んでいることを踏まえると、比較的豊かなマーケットといえそうだ。

　店舗は近隣型ショッピングセンターNSC「オルフィーカ美田園」内に出店した。NSC内には、「ニトリ」「DAISO」のほか飲食テナントなどが入る。美田園店の売場面積は約707坪と、ウジエスーパーでは最大規模となる。広大な売場を生かし、

本記事でわかることは 複数の部門を連動させた商品配置により、旬のフルーツを青果売り場と総菜売り場の両方で訴求している。 注文を受けてから作るカフェや、夕方以降は酒類も提供する「うま☆ほど」を導入し、食事や買い物を楽しめる空間を提供している。 地域の特産品である仙台牛や、自社工場で製造したプルコギなど、他店では味わえない独自の商品を豊富に取り揃えている。

・・・この記事は有料会員向けです。
続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。