ロピア(神奈川県/高木勇輔代表)は4月5日、「ロピア大阪ベイタワー店」(大阪府大阪市:以下、大阪ベイタワー店)をオープンした。2020年9月の関西進出から7カ月超。21年4月末には奈良県に進出し、関西5店舗体制を構築させている(21年5月時点)。本稿では、再開発が進む大阪のベイエリアに出店した関西4号店の売場をレポートする。(調査日:4月23~25日)※本文中の価格はすべて本体価格
売場印象
再開発進むベイエリアに出店、コンパクトな生鮮売場
ロピアが4月5日に出店した大阪ベイタワー店は、JR大阪環状線、Osaka Metro中央線「弁天町」駅直結の複合施設「大阪ベイタワー」の1階部分にある。「弁天町」駅周辺を含む大阪ベイエリアは、2025年に予定される「大阪・関西万博」を前に再開発が進むエリアで、「大阪ベイタワー」も1993年開業の「ORC200」がリニューアルするかたちで2018年に開業。ホテルや温泉施設、住居区画、商業ゾーンからなる複合施設で、ロピアのオープンと同時期にドラッグストアの「キリン堂」や100円ショップの「ダイソー」などもオープンしている。近隣の競合店としては、約200m離れて「スーパーナショナル弁天町駅前店」、約350m離れた場所に「ライフ弁天町店」がある。
大阪ベイタワー店の売場面積は約620坪(歩測)。関西1号店の「寝屋川島忠ホームズ店」(大阪府寝屋川市)、2号店「尼崎島忠ホームズ店」(兵庫県尼崎市)でみられた、メーン主通路に生鮮売場を集めた「生鮮ゾーン」型ではなく、3号店「鶴見島忠ホームズ店」のような壁面主通路に沿って生鮮売場を展開するスタイルをとっている。
売場スペース構成比を見ると、生鮮4部門で25%となっている。精肉売場がとくに縮小されており、寝屋川島忠ホームズ店との比較では生鮮4部門のスペースは10ポイント(pt)低い。一方で、日配のスペース構成比は27%(寝屋川島忠ホームズ店比で9ptプラス)と高い。
●青果・精肉
大迫力の木製多段什器、精肉は「売り切れ御免」
売場を見ていこう。入口付近では、
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