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2020年度上半期の注目カテゴリーランキング「酒類編」 外飲みからの流入で各カテゴリー好調 家飲みならではの楽しみ方を訴求

酒類 イメージ
外出自粛の影響から「家でもいろいろなお酒を楽しみたい」というニーズが生まれ、ビール系飲料やRTDといった定番品だけでなく、ウイスキーやワイン、日本酒、焼酎といったカテゴリーも数字を大きく伸ばした。 i-stock/Rasulovs

 2020年4月から9月の酒類市場の金額PIは、ビールを除くすべてのカテゴリーで前年越えという結果になった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により生活者のライフスタイルが大きく変化するなか、外飲みユーザーが家飲みへと移行する動きはさらに加速。外出自粛やリモートワークの推進などにより、家で過ごす時間が増えたことで「家でもいろいろなお酒を楽しみたい」というニーズが生まれ、ビール系飲料やRTDといった定番品だけでなく、ウイスキーやワイン、日本酒、焼酎といったカテゴリーも数字を大きく伸ばした。

 20年10月の酒税改正により減税となったビールも、コロナ禍での外飲み自粛に伴って今後チャンスが生まれるだろう。RTDや、ハイボールの人気から伸長するウイスキーも、新ジャンルなどビール系飲料からの流入に加えて外飲みユーザーも取り込み、さらに数字を伸ばしている。日本酒や焼酎といったカテゴリーも中高年のロイヤルユーザーを確保しつつ若年層を取り込む施策に打って出ている。

 新型コロナウイルスの流行から1年が経つが、いまだ感染拡大の勢いは衰えておらず外での飲食を自粛する動きは当面続くとみられる。内食需要が高まるなか、生鮮や総菜とのクロスMDなどさまざまな家飲みのシーン訴求により、酒類売場全体を盛り上げていきたい。

カテゴリー別金額P Iと対前年同期比

POSデータ出典:KSP-POS(食品スーパー)

 

各カテゴリーの詳細はダイヤモンド・チェーンストア2021年1月15日号に記載

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