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日生協、コープ商品のプラスチック包材を25%削減、30年までに

生活共同組合連合会(COOP)(生協)
6月1日にはラベルフィルムを付けないペットボトル入りの水を発売した

 日本生活協同組合連合会(日生協)は6月14日、環境負荷低減に向けた取り組みを加速させると発表した。プライベートブランド(PB)「コープ商品」の包材として使用しているプラスチックを、重量ベースで2030年までに16年対比で25%(約5195トン)減らす。

 日生協は2017年4月、年間3700万本以上の出荷量がある「CO・OPただの炭酸水」のペットボトルを1本当たり7グラム軽量化。これにより、19年3月までの2年間でプラスチック使用量を495トン削減したが、同様の取り組みを他のコープ商品にも広げる。

 6月1日には、ペットボトルにラベルフィルムを付けない「CO・OPラベルのない水(あずみ野)」を発売。ラベルフィルムを省いたことで、プラスチック使用量を1ケース(2リットルペットボトル6本入り)当たり5.16グラム削減、昨年1年間の出荷実績で換算すると年間9.9トンの削減につながる。

 このほか、再生プラスチックと植物由来プラスチックの活用を進め、30年までに使用率を50%に引き上げる。飲料用ストローは30年までにプラスチック以外の素材にすべて切り替える。