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スーパーマーケット・トレードショー2022 開催レポート

SMTS2022
昨年に引き続き、感染症対策を講じて安心できる商談環境を提供。1652社・団体がブースを出展した

全国スーパーマーケット協会が主催する日本最大級の流通業向け展示会「第56回 スーパーマーケット・トレードショー2022」が2022年2月16日から18日の3日間、千葉・幕張メッセで開催された。新しい生活様式に対応した商談の場として参加者の安全・安心に配慮しながら実施された同展示会をレポートする。

コロナ禍における貴重な商談機会
主催者企画も盛りだくさん

会長、来賓などが壇上に集い、開会をつげるテープカットを実施
開会式冒頭で、全国スーパーマーケット協会の横山清会長(株式会社アークス代表取締役社長)があいさつを行った

 スーパーマーケット・トレードショー(以下、SMTS)は、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会。小売業をはじめ、卸・商社、中食、外食業界から多数のバイヤーが来場する同展示会は今回で56回目を迎えた。

 コロナ禍での初の開催となった前回に引き続き、あらゆる感染症対策を講じて、安心できる商談環境を提供。出展者数1652社・団体、2976小間(2022年2月10日現在)の規模で開催された。

 開会式冒頭では、主催である全国スーパーマーケット協会の横山清会長があいさつ。「本当に開催できるのかという議論もあったが、さまざまなリスクをクリアした結果、地方自治体協力による地域産品メーカーや、海外企業も出展することができた」と開催の意義を強調した。

「デリカテッセン・トレードショー2022」では恒例の「お弁当・お惣菜大賞2022」を発表。受賞商品の販売も行われた

 また「デリカテッセン・トレードショー2022」も同時開催された。

 毎回注目される主催者企画としては、新企画となる「食のトレンドゾーン」を展開。「美と健康×食」や「サステナビリティ×食」などのテーマでさまざまなトレンド情報や商品を紹介した。

 継続企画の「てづくりNIPPON」では、日本の伝統・伝承を重んじ、地域や質にこだわったつくり手の“技”や“想い”を、地域の食生活や食文化、そして歴史を絡めて展示。日本酒、焼酎、クラフトビール、ワインなど、約40社の商品を紹介する。

 「食の安心・安全対策」コーナーでは、国際基準であるHACCPをはじめとした食品スーパーマーケットの食品安全に関する情報発信を目的としたブースを店舗設備・資材ゾーン内に設置。

 このほか、事前申込制による流通バイヤーとの個別商談会「ビジネスマッチング@SMTS2022」も国際会議場にて開催された。