メニュー

デジマにリテールメディア、メディア運営!大手食品卸のDXが加速する理由とM&Aの行方

メインイメージ

 2020年に伊藤忠商事(東京都)がファミリーマート(東京都)を子会社化して以来、大手商社や卸による小売のM&A(合併・買収)や大型提携はみられていない。そうしたなか、食品を中心とした卸大手は、以前から収益性の低さを指摘される「卸売ビジネス」からの脱却を図るべく、IT企業やスタートアップ企業との連携のもと、デジタルトランスフォーメーション(DX)や新規ビジネスの開拓を推し進めている。

2020年に伊藤忠商事(東京都)がファミリーマート(東京都)を子会社化して以来、大手商社や卸による小売のM&A(合併・買収)や大型提携はみられていない。 伊藤忠商事東京本社の看板=8日、東京都港区(時事通信社)

 食品卸大手の三菱食品(東京都)は22年7月、リアル行動データプラットフォームを運営するunerry(東京都)と業務提携を締結した。三菱食品の食品流通ネットワークと、unerryが保有する月間300億件超の人流データをかけ合わせることで、店外と店内、リアルとデジタルを横断するリテールメディアプラットフォームの構築をめざすとしている。

 また同月には、

・・・この記事は有料会員向けです。
続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。