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ウォルマート、店舗への入店人数を制限、店内は一方通行に、社会的距離を保つため

ウォルマートのコロナ対策
店内への入口は1カ所とし、客同士が距離を保った状態で順番に入店させるようにする

 米ウォルマートは4月4日、買い物客の社会的距離を保つために店舗への入店人数を制限する措置を始めた。買い物客や従業員に新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ぐための措置で、ディスカウントストア大手のターゲットも同日から同様の措置を始めている。

 ウォルマートでは、店舗への入口と出口をそれぞれ1カ所とし、入店者と退店者が接触しないようにした。入店人数は1000平方フィート(約93平方メートル)当たり5人に制限、この人数に達した場合は1人が退店するごとに1人の入店を許可する。

 また、7日からは多くの店舗で店内を一方通行とした。店内のフロアに一方通行のサインを記すとともに、従業員が案内する。レジでの精算を終えた買い物客は、入口とは別の専用出口から店外に出る。

 ターゲットは、入店人数の制限基準を一律には設けないが、従業員が店内の混雑具体を見て社会的距離を保つのが難しいと判断した場合は、入店を制限。店外に設けた待機エリアに買い物客を案内する。待機エリア内にも社会的距離を保つための目印を付ける。

 米国ではスーパーマーケット業界においても、アイオワ州を地盤とするハイビーが店内を一方通行とするとともに、来店する場合は1家族当たり1人とすることを強く推奨するなど、感染防止に向けた動きが広がっている。