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全国スーパー、9月の既存店売上高は3.2%増、総菜は2ケタの増加

フェースシールドを着用して対応する魚売り場の店員
日本チェーンストア協会が21日発表した9月の全国スーパーマーケット総販売額(56社、1万1855店)は、店舗調整後で前年比3.2%増の1兆0510億円となった。写真は、フェースシールドを着用して対応する魚売り場の店員。2020年5月28日に縛市内のイオンショッピングモールで撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した加盟56社の9月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回った。衣料品の売れ行きは大幅に落ち込んだが、主力の食品が堅調だった。

 新型コロナの影響による行動自粛などにより、内食需要の増加が続いた。食料品は天候不順による相場高で農産品が伸びたほか、総菜の動きが特に良かった。食料品の既存店売上高は4.8%増、このうち農産品は4.4%増、総菜は11.1%増だった。

 衣料品は14.2%減と苦戦した。住関品は2.7%増とまずまずの動きで、増税前の駆け込み需要があったたばこを含む日用雑貨品が3.6%増、テレビや空気清浄機などの売れ行きが良かった家電製品が13.4%増となった。