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外食売上高、7月は2.1%増、ファーストフードが全体をけん引

会津若松市のレストラン
日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で2.1%増と4カ月連続のプラスだった。写真は会津若松市のレストランで3月撮影(2020年 ロイター/Athit Perawongmetha)

 日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で2.1%増と4カ月連続のプラスだった。6月の0.1%増に比べて伸び率は高まったが、新型コロナ感染拡大前の19年7月との比較では、13.7%減だった。

 7月は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が首都圏、大阪、沖縄に適用されるなど全体として厳しい状況が続いた。その中で、持ち帰り需要が強みの「ファーストフード(FF)」業態が8.6%増と好調で、全体をけん引した。FFの売上高は19年7月との比較でも3.9%増だった。

 FFの中でもハンバーガーなどの洋風が15.8%増と特に好調で、19年7月比では20.7%増だった。そのほかの和風(1.0%増)、麺類(3.4%増)、持ち帰り米飯・回転寿司(4.4%増)なども前年実績を上回ったが、19年7月比ではいずれもマイナスだった。

 FF以外の業態では、「喫茶」が5.8%増となったが、「ファミリーレストラン」は6.5%減、「ディナーレストラン」は11.7%減と苦戦した。また、酒類提供の禁止あるいは夜間営業の制限が続いた「パブ・居酒屋」は38.5%減、19年7月比では70.0%減と深刻な状況が続いている。