日本マクドナルドホールディングスは8月12日、2021年12月期の連結営業利益が前期比8.7%増の340億円になりそうだと発表した。従来予想に比べて20億円の上方修正となる。
新型コロナウイルスの感染拡大で店内での飲食は減少しているが、テイクアウト(持ち帰り)とドライブスルー、デリバリー(宅配)が順調に伸びている。既存店売上高は21年4〜6月期まで23四半期連続で前年実績を上回った。
21年12月期の売上高は前期比8.2%増の3120億円、純利益は4.0%増の210億円と、従来予想をそれぞれ125億円、6億円上回る見通し。
同時に発表した2021年1〜6月期の連結業績は、売上高が前年同期比8.6%増の1512億円、営業利益が16.6%増の172億円、純利益が18.7%増の109億円だった。期間中に19店舗を新設(15店舗を閉鎖)し、6月末時点での店舗数は2928店(うちフランチャイズ2063店)となった。
ドライブスルーの対応店舗は987店に広がった。スマートフォンアプリなどで注文する「モバイルオーダー」で受注した商品を、店舗の駐車場で車に乗ったまま受け取れる「パーク&ゴー」の導入店舗も広げている。
デリバリーについては、自社で宅配する「マックデリバリーサービス」を817店で実施。外部のデリバリーサービスとの連携は、ウーバーイーツが1517店、出前館が1187店舗、ウォルトが180店で行っている。デリバリーの実施店舗は合計で1754店となっている。