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米スタバ1─3月期、売上高予想届かず 通年見通しは引き上げ

北京のスターバックス店舗
4月27日、米コーヒーチェーン大手スターバックスが発表した第2・四半期(1─3月)決算は、売上高が市場予想を下回った。通年見通しについては、新型コロナ危機からの回復を見込み上方修正したが、株価は時間外取引で約2%下落した。北京で2020年7月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[27日 ロイター] – 米コーヒーチェーン大手スターバックスが27日発表した第2・四半期(1─3月)決算は、売上高が市場予想を下回った。通年見通しについては、新型コロナ危機からの回復を見込み上方修正したが、株価は時間外取引で約2%下落した。

2021年9月通年期の売上高見通しは285億─293億ドルとし、従来の280億─290億ドルから引き上げた。調整後の1株利益見通しは2.90─3ドルを見込む。

アナリスト予想は、売上高が286億1000万ドル、1株利益が2.85ドル。

1─3月期の既存店売上高は、最大の成長市場である中国で前年同期からほぼ倍増した。前年同期には、新型コロナの影響で中国では店舗閉鎖が相次いだ。

米国外の既存店売上高は35%増となり、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の48.25%増を下回った。

米州の既存店売上高は9%増加した。米国でワクチン接種が進み客足が戻ったほか、オンライン注文が増えた。

ケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会議で「米国の売上高はコロナ前の水準に戻った」と述べた。

全体の売上高は11%増の66億7000万ドルで、予想の68億2000万ドルに届かなかった。