食品スーパー、総合スーパーなどを展開するフジは1月8日、2021年2月期の連結営業利益が従来予想を11億円上回り、52億円になりそうだと発表した。前期比では20.0%の減益だが、食品スーパー事業が堅調で減益幅が縮小する。
総合スーパー事業の衣料品やショッピングセンター事業の飲食テナントなどは新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況が続いているが、販売管理費の削減を進めたこともあり、利益が上振れする。
売上高に当たる営業収益は前期比0.5%増の3150億円と従来予想を据え置いた。純利益は29.4%減の37億円と従来予想を8億円上回りそうだ。
同日発表した20年3〜11月期の連結業績は、営業収益が前年同期比0.03%減の2325億円、営業利益が0.9%増の44億円、純利益が3.8%減の35億円だった。