富士経済の生活用品市場調査によると、家庭用マスク、ウイルスブロックスプレー、ハンドソープ、ウェットティシュ、除菌剤、石鹸、手指消毒剤の「除菌・消毒ケア」市場は、2020年は6196億円と、前年比で約6倍に伸張した。いずれの商品も、新型コロナウイルス感染を受けて、認知度、使用頻度ともに高まった。
そのなかで、これまでも使用頻度の高いハンドソープに限っても、20年は328億円と前年比88.5%増となった。ハンドソープのトレンドとして、電子式タイプの商品が、容器に触れないで使用できる点が差別化となりユーザー層を広げており、今後も伸びると予想している。