1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。各社で食品ロス削減に向けた施策が進んでいる。沖縄県内のセブン-イレブン28店舗では、食品ロスの削減を目的としたテストが始まった。電子マネー「nanaco」のボーナスポイントを付与することにより、21~24時の時間帯のカウンター揚げ物総菜の販売促進を狙う。テスト結果次第ではあるが、店舗での廃棄ロス削減に向け、今後さらに同施策を導入する店舗が増えそうだ。
(1月7日から1月13日のニュースをまとめました)
セブン-イレブン
nanacoカードを利用した『エシカルプロジェクト』テスト
顧客や取引先とともにエシカル(倫理的)な社会を推進する『エシカルプロジェクト』の一環として、社会的な課題となっている「食品ロス」削減を目的に、nanacoカードを利用したテストを行う。
カウンター揚げ物総菜全品を21~24時の間にnanacoカードで購入すると、税抜価格に対して20%のボーナスポイントを付与するもので、1月11日~3月31日まで行われる。沖縄県の28店舗が対象とエリアを限定してのテストとなる。
カウンター揚げ物総菜は、夕方から夜帯にかけて顧客のニーズが高く、店舗で積極的な品揃えをする一方、廃棄ロスの発生につながりやすい。この販売促進を通じて、店舗で発生する食品ロスの削減を図っていく。エリアコンテストの効果を検証したうえで、今後の拡大も検討する。
「レンジ麺」の新商品
電子レンジで温めて食べる「レンジ麺」の新商品『一風堂監修 博多とんこつラーメン』(税抜460円)を、1月15日から順次、全国発売する。特定部位を使用した豚ガラを長時間炊き出すことで、濃厚な味わいとコクのある豚骨スープ、歯切れの良い細麺を楽しめる。セブン-イレブンの「レンジ麺」は昨年10月にリニューアルを行い、新たに“ストレートスープ”(食べる直前まで麺とスープが触れない専用容器を使用。麺、スープ本来のコシ、味、香りが楽しめる)を採用。品質の向上に取り組んだリニューアル以降、「レンジ麺」カテゴリーは合計約6000万食を販売した。
男女別喫食ランキング
ライフログテクノロジー(東京都)は、ヘルスケアアプリ「カロミル」で収集した喫食データに基づき、セブン-イレブンの商品の喫食回数を分析した「セブンイレブン男女別喫食ランキング」(12月8日〜14日)を、『カロミル食生活実態調査』で発表した。
ランキングによれば、男女とも1位が「セブンイレブンサラダチキンプレーン」。鶏むね肉をしっとり蒸しあげたサラダチキンは、「ジューシーなのに低脂肪・低糖質。そのまま食べるだけでなく、サラダにトッピングしたり料理に加えたり、アレンジのしやすさも人気の理由となっている」と分析している。同商品のシリーズでは、プレーンのほか、ハーブやスモークも上位にランクされた。
10位以内のランキングでは、女性では「カットレタス」「干しいも」が、男性では「おにぎり」が上位に付けた。10位以下で喫食頻度が高い商品では、男性が「チキン、揚げ物、惣菜類」を挙げたのに対し、女性は「おでん、スイーツ、野菜を使った商品」で頻度が高かった。
ファミリーマート
子供に特化した連携協定を締結
大阪府豊中市と子育ち・子育て支援を充実させる取り組みに特化した連携協定を、1月9日に締結した。協定の内容は、①子供の見守り、安心・安全の確保(「こども110番の家」登録など)、②「とよなか子育て応援団」への協力(ミルクのお湯提供など)、③子どもの居場所、子育て世代の交流スペースの確保(ファミマこども食堂実施など)、④待機児童対策に関すること(保育所の整備時に物件情報の提供)など。
連携開始を記念して共同キャンペーン
「ファミペイ」と「Tポイント」の提携開始を記念した共同キャンペーン「ファミペイ×Tポイントキャンペーン」を、1月7日~27日までの期間、全国の店舗で実施する。Tポイントと提携したファミペイを商品購入時に提示すると、期間中1回に限り50ポイントが、FamiPay払いにすれば期間中何度でも10倍、Tポイントに付与される。期間中の累計1000ポイントが上限。
バレンタインは第4カテゴリーのチョコレート
1月21日からダーク、ミルク、ホワイトに続く第4のカテゴリーのチョコレートとして、「ルビーチョコレート」を使用した「エクセレントルビーショコラドライフルーツ入り」(税込650円)など、菓子、スイーツ、パン、チルド飲料を最大13種類発売する。28日からはバレンタイン商品の特設売場も設置し、盛り上げていく。「ルビーチョコレート」は、鮮やかなルビー色とフルーティな香り、酸味が特徴で、着色料もフルーツフレーバーも一切使用していない。
ローソン
春節祭に合わせ南京町シェフ監修商品を8品
日本三大中華街のひとつである神戸市・南京町で開催される春節祭に合わせ、「南京町春節祭フェア」と銘打ち、商店街振興組合シェフ監修の「天津飯風おにぎり」(税込148円)や、ごま油とガラスープを使用した中華風カレー「まかないカレー」(税込550円)など、オリジナル商品8品を発売する。同商品群を含む税込700円以上の商品を購入すると、抽選で景品が当たるキャンペーンも実施する。期間は1月14日~27日までで、近畿地区2府4県の店舗を対象としている。昨年の南京町生誕150周年を記念した監修商品が好評だったため、その第2弾として開催する。
ナチュラルローソンは青森県の「できるだし」使用の2品
1月14日から143店舗で、青森県のブランドだしの「できるだし」を使用の、郷土料理をイメージした「けの汁(もち麦入り)」(税込399円)と、青森県産のホタテの刻みと昆布を使用した「もち麦入り帆立と昆布のだしおにぎり」(税込170円)の2品を発売する。
全国の店舗で“新食感”の揚げ物総菜2品
1月14日から全国のローソン店舗で、とろとろな中身のコロッケ「とけコロ」(税込160円)と、箸を入れると中具のスープがあふれ出すメンチカツ「あふれメンチ」(税込180円)を発売する。
大分県ではトリニータとコラボした弁当発売
大分県のローソン191店舗で、県産ニラ使用の、J1リーグ所属のプロサッカークラブ「大分トリニータ」とコラボした弁当「ボリューム大分トリニータ弁当」(税込598円)を、1月14日から発売する。ローソンが大分トリニータのアドボードスポンサーであることから実現した商品。鶏肉と県産ニラをコチュジャンで和え、甘辛く仕立てた。
デイリーヤマザキ
カレーグランプリ優勝店の監修商品
東京・神田の第3回カレーグランプリで優勝した日乃屋カレーとコラボしたビーフカレーとカレーうどんを1月7日に発売。2品とも税込496円。「始まり甘く、後より辛い余韻残りしカレールー」がピーアール・ポイント。