[東京 29日 ロイター] – 経済産業省が29日に発表した6月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比0.5%増となった。増加は20ヵ月連続。夏物の衣料品や家電の販売が伸びた。経産省によると、10月の消費税率引き上げを控えた駆け込みの要素もあるという。
ロイターの事前予測調査では0.2%増が予想されていた。
業種別では、機械器具や織物・衣服、医薬品・化粧品、飲食料品などが増加した。スーパーの惣菜販売が伸びたほか、エアコンや冷蔵庫など家電の売り上げが増えた。天候不順から、医薬品の販売も伸びた。
一方、燃料や自動車、各種商品などが減少した。ガソリンの価格下落が影響した。
業態別では、スーパーやコンビニエンスストア、家電量販店、 ドラッグストアが前年比プラス。百貨店がマイナス、ホームセンターが横ばいだった。