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ティファニー、通年見通し引き下げ 四半期既存店売上高予想届かず

ティファニー
世界で観光客の支出が大きく落ち込んだためとしている。

[4日 ロイター] – 米宝飾品大手ティファニーは4日、通年の1株当たり利益伸び率見通しを従来の1桁台半ばから1桁台前半から半ばに引き下げた。

第1・四半期(2─4月)決算は、既存店売上高の減少率が2%と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均(1.16%)より大きかった。為替変動の影響を含めた売上高は5%減った。世界で観光客の支出が大きく落ち込んだためとしている。

見通しには、米国から中国に輸出する宝飾品への関税引き上げやドル高などの要因を反映させた。

第2・四半期も、海外観光客の支出減に伴う圧力が持続するなどして、1株純利益の減少を見込む。

第1・四半期は、純利益が12%減の1億2520万ドル。1株当たりで1.03ドル、アナリスト予想は1.02ドルだった。

純売上高も約10億ドルに減少、アナリスト予想平均(10億2000万ドル)に届かなかった。

米州の観光客関連売上高が前年比で約25%減った。中国観光客の落ち込みが目立った。