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セブンーイレブンの経営戦略が、ウォルマートの戦略と結果的に酷似した理由!

セブンはウォルマートの「忠実な弟子」だった?

 「個店経営」は、セブン‐イレブン・ジャパン(東京都:以下、セブン‐イレブン)から始まった。ところが、セブン‐イレブンの経営戦略を子細に検討すると、米ウォルマート(Walmart)の戦略に酷似していることがわかってくる。これは意外なことといっていい。なぜなら、ウォルマートは、ほかならぬ日本の「画一売店チェーン」を支える「チェーン理論」のモデルであり、セブン‐イレブンはこのチェーン理論を創業当初から否定しているからだ。とすれば、個店経営の本質を考えるうえで、両者の相似点と相違点を論ずることは不可欠といえる。

セブン‐イレブンの経営戦略を子細に検討すると、米ウォルマート(Walmart)の戦略に酷似していることがわかった。

 そこでまず、ウォルマートの戦略の基本を考えてみよう。図表にウォルマート、日本における一般的なチェーンストア、セブン‐イレブンと、3つの戦略の対比を示した。このうち、ウォルマートにフォーカスすると、戦略の要諦❶は「商勢圏を定め、それを複数の商圏に小分けし、その商勢圏に最も効率的なロジスティックスセンターをつくり、その後それぞれの商圏に『面出店』する」というもの。❷はその個々の店舗の任務を「商圏拡大」ではなく「商圏充実」に置いたことである。「面出店」では個々の店舗の商圏が近接しているため、商圏拡大よりも商圏充実が優先する。

 戦略の❸はそれぞれの商勢圏で同業を退け、ドミナント商勢圏を形成すること、❹はそのドミナント商勢圏を全国に普及し、「寡占」を実現することである。ウォルマートはすでに、半径16㎞以内、クルマで10分圏内を商圏に収める4700店舗を出店することで、全米人口の約9割をカバーする“無敵”の存在となっている。

「業態」ではなく「アソートメント」

 戦略の❺は

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