カインズは5月22日、くまがや農業協同組合(JAくまがや)(埼玉県熊谷市)との業務提携の範囲を拡大し、カインズ熊谷籠原店で、JAの農業資材の販売を開始した。
カインズでは、2018年9月からJAくまがやと業務提携を行い、同店で地元の産直野菜を販売している。今回、取扱品目を肥料や農業薬品などの農業資材に拡大し、肥料6種類、農薬26種類を販売する。
JAとホームセンター(HC)との取り組みでは、コメリがJA上伊那(長野県)、 JA山形おきたま(山形県)、JA紀の里との間(和歌山県)と、JA購買事業の協業に関する基本合意を締結し、それぞれの管内のコメリ店舗で各JAが取り扱っている農業関連商品の取り扱いを始めている。
農業人口の減少、高齢化など、農業の取り巻く環境が厳しくなる中で、今後はJA組合員の利便性の向上を目的に、HCとJAの協業が進んでいくと思われる。