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移動スーパーのとくし丸、沖縄のリウボウストアと提携、全都道府県で展開へ

移動スーパーのとくし丸
全国で526台が稼働している(4月末時点)

 食品宅配大手オイシックス・ラ・大地の子会社で、移動スーパー事業を展開するとくし丸(徳島市)は5月12日、沖縄県の食品スーパー、リウボウストアと提携したと発表した。同社との提携により、とくし丸は全都道府県で事業展開することになる。

 リウボウストアは沖縄県内で13店舗を展開しており、店舗を拠点とする移動スーパーの運用を2020年度中に開始することを目指す。軽トラックを改造した移動販売車両は「販売パートナー」と呼ばれる個人事業主が所有し、提携先スーパーの商品を販売代行する。リウボウストアではオンライン事業説明会を通じて販売パートナーを募集する。

 とくし丸は地域の食品スーパーなど127社と提携して、沖縄県を除く全国46都道府県で526台の移動スーパー(4月末時点)を稼働させている。移動スーパーには生鮮食品や加工食品、日用品など約400品目・1200点の商品を積み込み、各エリアを巡回して商品を販売する。

 同社の移動スーパーの月間流通総額(取り扱い高)は4月に12億円を超え、販売パートナーの1日当たりの売り上げは10万円を超えているという。