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週刊スーパーマーケットニュース カスミ、客数増で復活の兆し

カスミの既存店売上伸長率は、3月対前年同月比1.6%減、4月同5.2%減、5月同4.0%減、6月同4.0%減と苦しんだが、7月は同3.5%増と好転。客単価は3月から6月まで前年同月をクリアしていたが、7月は初めて減少に転じ同0.9%減。これをカバーしたのが同4.4%増の客数で、既存店売上を押し上げた。一方、いなげやの既存店売上は、4月対前年同月比0.9%増、5月同0.4%増、6月同3.0%増と推移したが、7月は同1.3%減。客単価は前年並みとなったが、客数の同1.3%減が影響した。(8月16日~22日までのニュースをまとめました)

主要スーパーマーケット7月営業概況

 全店売上で対前年同月比を7%超上回ったのはベルク(7.3%)とヤオコー(7.1%)。カスミ(4.3%)、ハローズ(3.9%)、リテールパートナーズ(3.7%)も堅調な伸びをみせた。既存店売上の伸びが3%超となったのがカスミ(3.5%)とヤオコー(3.4%)。ベルクとハローズも2%超の伸びを示した。注目されるのがカスミの伸び。これまで低迷が続いたが、7月度は、客単価は同0.9%減となったが、客数が同4.4%増となり、復活の兆しをみせている。

 

全店

既存店

売上

売上

客数

客単価

アークス

1.8

1.8

2.3

0.6

ヤマザワ

4.2

5.5

2.0

3.8

ヨークベニマル

0.1

0.9

1.4

0.5

カスミ

4.3

3.5

4.4

0.9

ベルク

7.3

2.9

1.2

1.7

ヤオコー

7.1

3.4

3.7

2.5

U.S.M.H

1.8

1.8

1.8

0.0

マックスバリュ関東

2.6

1.3

2.7

1.5

マルエツ

0.7

1.0

0.8

0.2

いなげや

1.6

1.3

1.3

0.0

アクシアルリテイリング

0.2

1.5

0.0

1.5

アルビス

3.7

5.7

5.0

0.7

マックスバリュ東海

1.9

0.8

1.2

0.4

バロー

1.7

0.7

0.6

1.3

オークワ

0.7

0.1

ハローズ

3.9

2.3

1.8

0.5

リテールパートナーズ

3.7

1.9

1.0

0.8

*対前年同月比(%)

サミット
ボーナスポイントセールで環境保全活動に寄付

 毎年6月に行う恒例企画「“地球がよろこぶ”ボーナスポイントセール」で集まった4476282円を、820日、公益財団法人オイスカに寄付。寄付金は同団体が行う「富士山の森づくり」と「海岸林再生プロジェクト」に活用される。対象商品1点購入につき、購入者に付けたポイントから1ポイント(1円)、対象商品メーカーから1円、サミットから1円の計3円を環境保全活動に寄付した。


北雄ラッキー
「ラッキーマート白老店」をオープン

 826日、北海道白老町に32店舗目となる「ラッキーマート白老店」をオープン。「おいしさ」にこだわり、北海道に根差した地域密着型のスーパーマーケットを目指していく。白老町は、「白老牛」や「虎杖浜たらこ」などの地域ブランドが有名な人口15200人の町で、札幌市から車で約1時間。

マルト
福島県大熊町の新商業施設に出店

 東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により大熊町の全町民が町外へ避難していたが、特定復興再生拠点区域の避難指示が解除。帰還・移住定住に際し、スーパーマーケットの立地など、買物環境の改善を求める町民の声が多かったことを受け、町内原地区に整備する公設民営の商業施設に出店することを決定した。

ベイシア
Foods Park旭サンモール店」をオープン

 912日、千葉県旭市のショッピングセンターサンモール内に、千葉県下では22店舗目となる「Foods Park旭サンモール店」をオープン。“食のテーマパーク”として、地域の顧客のための憩いの空間づくりを目指す。

田子重
「小土店」をオープン

 8月19日、「田子重最新の実力」と「買い物の楽しさ」を兼ね備えた焼津NO.1の店舗として「小土(こひじ)店」をオープン。ドミナント強化を担った新店で、30年ぶりに焼津市に出店した。

JA全農
お米にぴったりなおかず47レシピを公開

 8月18日の「お米の日」から、全国各地のお米と47都道府県の食材を使ったお米にぴったりなおかず、全47レシピの動画をYouTubeなどで順次公開。動画では、全国各地のお米の食味の特徴と、47都道府県の食材(野菜、肉、魚ほか)をつかった「お米にぴったりなおかず」の作り方について、「唐揚げをサクサクに揚げるコツ(秋田・あきたこまち篇)」など、食材をよりおいしく調理するテクニックや、「きのこたっぷりアヒージョ(徳島・あきさかり篇)」など、意外な食べ方も紹介。また、「牛肉と大根の甘辛煮(岐阜・美濃ハツシモ篇)」、「玉ねぎと帆立のバター醤油(北海道・ゆめひかり篇)」など、お米をもりもり食べたくなるメニューも満載した。

(参考URL:https://www.youtube.com/@yurufuwa_time) 

日本生協連
「くらし応援全国キャンペーン」第3弾を9月から開始

 日本生協連と全国各地の生協が、特別価格で商品を提供する「くらし応援全国キャンペーン」の第3弾を、91日から1130日まで実施する。対象となるコープ商品は、第2弾のキャンペーン結果を踏まえ、宅配・店舗で利用が多く、暮らしに身近な日配商品・加工食品を中心に、昨年の160品から約180品に拡大。「生協のよさを感じてもらえる」商品として、カップスープやトマトケチャップなどの追加や、利用頻度が高かった冷凍食品は8品から29品に増やした。