楽天と西友は1月16日、両社が共同運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の新物流センターを横浜市に開設すると発表した。2020年秋の稼働を予定する。新物流センターの稼働によって、配送エリアと受注件数の拡大を図る。
三井不動産が開発する大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク横浜港北」の全フロアを賃借する。延床面積は約5万平方メートルで、数万アイテムの商品を取り扱う。
楽天西友ネットスーパーは18年10月にサービスを開始、19年10〜12月期の売上高は前年同期比で1.3倍となるなど利用が増えている。現在は、千葉県柏市の専用物流センターと西友の店舗、都内に設置した配送拠点から商品を宅配している。新物流センターの稼働により、受注可能件数は大幅に増える。
新物流センターは冷蔵・冷凍庫を完備しており、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯の商品を保管できる。自動化設備を導入することなどにより、同規模の物流センターに比べて60%程度の省人化を実現するという。
楽天西友ネットスーパーは生鮮食品や加工食品、総菜、冷凍食品、日用雑貨など約2万品目の商品を取り扱う。年中無休で24時間注文を受け付けており、最短4時間で商品を届ける。入会費・年会費は無料で、配送料は税込み330円(一定額以上の購入で配送料は無料)となっている。