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既存店売上2.5%増めざすセブン-イレブン PB刷新の成果と松竹梅の進化とは?

コンビニ復活 メインイメージ

セブン-イレブン・ジャパン(東京都/永松文彦社長:以下、セブン-イレブン)は、新型コロナ感染拡大直後の2021年2月期こそ既存店売上高が減少したが、翌年には巻き返しに入り、直近の23年2月期はコロナ前を上回る水準まで回復させた。そして24年2月期はさらに売上を伸ばしていく考えだ。いかなる商品戦略により実現をめざすのか。

客単価を大きく伸ばし、コロナ前を超える売上に

 セブン-イレブンの23年2月期既存店売上高は対前期比で3.6%増加。客単価は同3.3%増と、コロナ禍で上昇した水準をさらに高め、客数も同0.3%増と回復傾向にある。

取締役常務執行役員商品戦略本部長の青山誠一氏

 取締役常務執行役員商品戦略本部長の青山誠一氏は「23年2月期の既存店売上高は、5月を除くすべての月で19年度の実績を上回った」とコロナ禍からの回復ぶりを語っている。

 好調を支えた要因の1つが、セブン&アイ・ホールディングス(東京都:以下、セブン&アイ)グループのプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」における取り組みだ。

 実はセブンプレミアムは22年2月期、売上高が初めて前期実績を割った。この状況を打開するべくセブン&アイは、約4000品目あったセブンプレミアム商品を、23年2月期に約1年をかけて3400品目まで絞り込み、さらに約1200品目をリニューアルした。

 加えて、経済性への対応を打ち出した。22年10月以降、NB(ナショナルブランド)の値上げが続いてる。こうしたなかセブンプレミアムでは、22年8月よりNBに比べて価格優位性のある115品目を選定。対象商品に「安心価格」と記したPOPを付け、節約志向への対応を

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