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価格、楽しさ、価値…ヤオコー川野澄人社長が語る2022年の戦略とは?

2021年8月にディスカウントの新業態「フーコット」の1号店を出店、翌9月には千葉県市原市を中心に店舗展開する食品スーパー企業、せんどうとの資本業務提携の締結を電撃的に発表、さらに10月には新旗艦店「和光丸山台店」(埼玉県和光市)を出店するなど話題に事欠かなかった21年のヤオコー。毎年恒例の年末記者会見での川野澄人社長の発言を抄録する。

巣ごもりでデリカが伸長!フーコット1号店も好調

ヤオコー社長 川野澄人

 21年は前期に引き続き、新型コロナウイルスの影響を強く受けた1年だった。22年3月期は上半期、とくに7~9月の夏場に感染が拡がり、それに伴い巣ごもり需要があった。当社では前期から価格対応の強化に取り組んでおり、客数増加など一定の効果があったと手応えを感じている。

 巣ごもりによる家庭内での“調理疲れ”もあって、大きく伸びているのがデリカ部門だ。4月にテレビ番組で取り上げられたことにより、当社の総菜が注目され、お客さまから評価をあらためていただけたと実感している。

 出店については、同期は21年12月時点ですでに8店舗を出店した。新店はほとんどが好調に推移しており、神奈川・三浦半島に出店した「三浦初声店」(神奈川県三浦市)も想定を超える成績となっている。10月に出店した旗艦店「和光丸山台店」では、冷凍食売場を拡大するなどヤングファミリーを取り込む新しい店づくりに挑戦し、お客さまから非常に高い支持を得ている。

 今期1号店を出店した「フーコット飯能店」(埼玉県飯能市)も非常に順調だ。当初の見込みとは異なり、買い上げ点数が伸びなかったが想定以上の

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