最近、米国の航空会社は、国内線で荷物を1つ預けるごとに25ドルを取るようになった。
<その分運賃は安くなった>というアナウンスがあるのだが、その真偽についてはよくわからない。
ただ、そのことでどうなったかといえば、乗客のほとんどは25ドルを取られまいと、持ち込可能最大限の容積のバッグを機内に持ち込むようになっている。
大半の乗客が許容ギリギリの容積のバッグを持ち込むために、いち早く荷物の置き場を確保しようと自分の席にダッシュするものだから、シート上の棚はあっという間に満杯になってしまう。
そんな激戦になっているとは露知らず、25ドルを支払いキャリーバッグを預けた後、手元に残った私の小さなバッグは…。
なんと、入る余地がなくなっているじゃないか!
乗客のみんなが25ドルを節約するために、必死になることはよくわかるし、当たり前のことなのだが、「正直者は損をする」という典型を味わったような気分になった。
米国の航空会社には、もう少し乗客を公平に扱う姿勢を見せて欲しいものだ。