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お客は文字を読まないもの

 あるメーカーの担当者がぼやくには、製品のパッケージに印字されている文字はほとんど読まれていないのだという。

 

 調理方法などは、その代表――。

 だから、購入したお客は、メーカーの意図通りに料理をしてくれない。

 すると、当然のように失敗が多発する。

 そして、その恨みの矛先はクレームとなってメーカーやそれらを販売した小売業に向かうことになる。

 

 一部企業では、POPを上手に使って成功を収めているようだけれども…

 お客は、文字を読まないもの。売り手の思いは伝わらないもの。

 

 それを前提にして、何をするのか、が肝要になる、

 わけだが、これって、雑誌の編集もまったく同じだ。