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テスラ、第2四半期納車が過去最高 株価引け後に7%高

テスラ
7月2日、米電気自動車(EV)メーカー、テスラが公表した第2・四半期の納車台数は市場予想を大きく上回り過去最高だった。ニューヨークで2016年4月撮影(2019年 ロイター/Lucas Jackson)

[サンフランシスコ 2日 ロイター] – 米電気自動車(EV)メーカー、テスラが2日公表した第2・四半期の納車台数は市場予想を大きく上回り、過去最高だった。時間外取引で株価は7%上昇した。

テスラは利益についてコメントしなかったが、納車の好調ぶりで同社への投資が勢いづく可能性がある。2日の時間外取引で株価が急伸する前には、テスラ株は年初来約30%下げていた。

第2・四半期の納車は量産型セダン「モデル3」が7万7550台、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は7万3144台だった。

全モデルは前四半期比51%増の9万5200台。うち「モデルS」「モデルX」は1万7650台だった。アナリスト予想平均は8万9084台だった。

総生産台数が前四半期比で13%増の8万7048台。モデル3は7万2531台と、前四半期の6万2950台から増えた。

テスラは、連邦税控除が削減されたにもかかわらず、第2・四半期の受注台数は納車台数を上回ったとし、需要を巡る懸念を一蹴。「第3・四半期も生産・納車台数を引き続き拡大できる良い状況にある」との声明を発表した。

テスラ車購入者が受けられた7500ドルの連邦税控除は、昨年末に半額に削減、今年7月1日にさらに半額となり、今年末には廃止される。

第2・四半期の納車台数には、第1・四半期末に納車途中だった1万0600台も含まれている。

国内外の顧客にいかに迅速かつ効率的に納車するかがテスラの課題となっているが、同社は、ロジスティクスのシステムが改善したことが第2・四半期の結果に寄与したと説明した。ただ、詳細は明らかにしていない

これまでは、納車台数目標を達成するために社内全部門からスタッフを集めて納車を手伝わせていた。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダン・アイブス氏は、第2・四半期の納車は好調だったものの、「市場の懐疑的な見方は変わらない」と指摘する。今後数四半期も引き続き、需要と収益性がテスラ株を動かす2大要因になると述べ、同社が課題を乗り越えたわけではないとした。

CFRAリサーチのギャレット・ネルソン氏は、第2・四半期の納車台数は、7月1日からの税控除削減を前に購入を前倒しした顧客によって押し上げられた可能性が高いと指摘。第3・四半期に「大幅な反動減」が起こる可能性があると警告した。

テスラは以前、第2・四半期に赤字となり、第3・四半期に黒字に戻るとの見通しを示していたが、今回は示さなかった。

同社の19年の納車台数の自社目標は36万─40万台だが、多くのアナリストは目標の達成は難しいと考えている。