マキヤ(静岡県)が11月12日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比15.5%増の431億8,800万円と2ケタ伸長となったが、営業利益が5.7%減の9億3,000万円、経常利益が7.3%減の9億8,000万円となり、減益で上期を折り返した。
連結売上総利益は18億3,200万円増の102億1,000万円。営業総利益は18億3,000万円増えて105億2,400万円としたが、販管費が18億8,700万円増えて95億9,400万円に膨らみ、営業利益は5,700万円減少。経常利益については、支払利息の800万円増などで営業外費用が膨らみ、7,700万円減らすこととなった。
小売業の営業収益は6.8%増の400億3,500万円。「フード部門」は、「エスポット(フード)」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」のすべての業態が好調に推移。生鮮品、日配食品、加工食品はいずれも前年同期を上回り、7.9%増の伸長となった。「ノンフード部門」についても、HBC商品、リユース事業が順調に推移して2.3%増加した。
小売業の営業利益は6.8%増の11億7,200万円。エスポット新横浜店の大規模改装による経費の発生と改装期間中の休業期間があったこと、給与のベースアップなどによる人件費の増加や水道光熱費の増加はあったものの、来店客数の増加と買上単価の上昇による売上高の増収で売上総利益が増加し、コスト増加分を吸収した。
EC事業の営業収益は32億6,100万円。売上高の拡大に伴う人材に対する先行投資と「のれん」の償却で、営業損失8,600万円を計上した。
2025年3月期の連結業績については、売上高で13.3%増の869億円、営業利益で1.4%増の22億6,000万円、経常利益で0.6%増の24億1,000万円、当期純利益で3.1%増の15億円を予想。2ケタ増収・増益の決算を見通した。