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米ターゲット、2000品値下げ=年末商戦、競争過熱も

ターゲットの外観
米小売り大手ターゲットは22日、年末商戦をにらみ新たに2000品以上を値下げすると発表した

 【ニューヨーク時事】米小売り大手ターゲットは22日、年末商戦をにらみ新たに2000品以上を値下げすると発表した。根強いインフレを受けて消費者が節約志向を強める中、手頃な価格で販売する商品を増やすことで顧客獲得を目指す。

 今年に入ってから過熱する小売りなどでの値下げ競争に拍車がかかりそうだ。

 対象品目は食品、日用品、おもちゃ、コスメなど。業績不振に直面していたターゲットは5月、5000品の価格を引き下げた。年末商戦期間中は計1万品以上を手頃な値段で提供するという。

 ターゲットは今夏、24年の通期業績見通しを上方修正した。値下げで売れ行きが好調なことを踏まえた。

 全米小売業協会(NRF)によると、今年の年末商戦期間中の売上高は前年同期比2.5~3.5%増の見通し。消費者が買い物に慎重になっていることから、伸びは前年実績(3.9%増)を下回ると予測した。