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ジェーソン、上期は減収・2ケタ減益

 ジェーソン(千葉県)が10月15日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比1.2%減の150億3,300万円、営業利益が19.5%減の5億4,200万円、経常利益が18.9%減の5億5,900万円と低迷した。

 上期は、引き続き徹底したローコストでの店舗運営を推進し、JV(ジェーソン・バリュー)商品やオリジナル商品の取り扱い強化、居抜き物件中心の店舗網拡充を図り、地域の生活便利店としての展開に注力した。

 上期は2店舗を新たにオープンしたが、主力商品のペットボトル飲料は好調な販売を継続したものの、自社物流の一部混乱やそれに伴う欠品の発生によって減収に転じた。また、仕入原価の高騰が継続するなか、ロープライス戦略堅持のため、販売価格への転嫁を抑制したことに加え、自社物流の適正化に向けた新たな倉庫費用、車輌関係費用などの投資が先行し、減益につながった。

 売上総利益は5,100万円減の39億3,600万円。一方、販管費は8,000万円増の33億9,400万円となったことで、営業利益を1億3,100万円減らした。

 なお、2025年2月期の連結業績については、売上高で4.4%増の300億円、営業利益で13.0%増の9億9,000万円、経常利益で13.2%増の10億3,000万円とし、増収・2ケタ増益を見込んでいる。