【ニューヨーク時事】米ファッションブランド「フォーエバー21」の運営会社は24日、中国発ファッション通販大手「シーイン」と提携したと発表した。ユーザー数が世界で約1億5000万人に上るシーインを通じ、オンライン販売を強化することなどが狙い。
発表によると、シーインは、フォーエバーなどのブランドを手掛ける米スパーク・グループの約3分の1の株式を取得。スパークはシーインの少数株主になる。シーインを通じフォーエバーの販売を拡大する一方で、米国内のフォーエバー店舗でシーインの商品を取り扱ったり、返品を受け付けたりする試みも検討しているという。
フォーエバーは2019年に日本から撤退したが、日本のカジュアル衣料アダストリアなどと組んで今年再進出した。シーインは日本を含む世界で低価格衣料品の通販を展開するほか、東京・原宿に店舗も構えている。